潮騒

外国語に訳せないタイトルだ。日本語のもつ響きがあまりにも清純で美しい。幼少期に日本の凪を感じ取る経験がなければ会得できない音感だ。
作品のテーマも限りなく純潔だ。歌島で二人が愛し合うとき、その「説明文」は必要なかった。「マニュアル」などあろうはずもない。赴くままに「アドリブ」で愛し合う。どこまでも深く愛し合えた。
この情愛は、理屈で恋愛を演じながら地獄で生活する現代人に強烈に受け入れられることとなる。

幸福に生きようとするならば「無意味」を感じ取る。
けだし心地よい。

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