The Truman Show

「おはよう、そして会えない時のために、こんにちはとこんばんは、おやすみ。」
このセリフで笑いをとれるのはジムキャリーしかいない。壮大なスケールのコメディーはキャピタリズムの次世代を示唆している。

人は生まれながらにして競争原理にさらされる。
まずは母親からの愛を受けなければならない。兄は子供帰りをして対抗する。愛を受ける振る舞いは遺伝子に組み込まれていてそんなに苦労はしない。ただよく泣く。
小学校に入る。掛け算まではできた。割り算ができない。となりのアツシ君は分数の割り算ができる。母親が嘆いて大きなコンプレックスを植え付けられる。
足は速かった。サッカー部にはいる。なんとかレギュラーになれたが地方予選で敗退する。
好きな女の子に告白したが返事がない。
社会人となった。24時間競争している。いつ息継ぎをするのだろうと自分の人生を振り返る。

この映画の主人公はキャピタリズムとその競争を知らない。培養されて育った。観ていて羨ましいと思うがトゥルーマンにはなりたくない。彼は自由を完全に略奪されシナリオ管理のもとで生きている。絶対に息苦しいはずだ。しかし楽でいいなと感じている自分も確かに存在する。それでいい。

もう一度観てみることにした。

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