He Wont’s Go

アデルが永遠の不良であることを切に願う作品である。「私は生きようとしているの。何が悪いの。」と突きつけられる。奮い立つファルセットは千年の時を超えて語り継がれるだろう。頑なでなければこのファルセットを表現できない。その執拗は本質がアウトローであることを条件とする。
「説明されて美しいと感じる美しさ」に侵されている人、クリティカルなマリオネットがそう、永遠に他人を感動させることはできない。そして自身にも幸福はやってこない。「素のままで感じる美しさ」を強情に堅持する人、パラノイアがしかり、社会が歪むとその轍からはずれる。そこに最大多数の幸福が生まれる。個人の美徳を失うよりは死んだほうがましだ。

アデルは不器用に生きようとしている。何も悪くない。

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