ペスト

強迫観念に囚われると決まってこの不条理文学が頭をよぎる。理性の外で迷走する意識と、ペストがはびこり制御不能に陥るオランの街がオーバーラップするのだ。
作品を貫いているテーマは「エゴイズム」であり、それは遺伝子という媒体に乗って暴走しセルフコントロールできない。その現実を巧みに表現している。
一方「エゴイズム」は文明を発展させるエネルギー源である。それが時系列を失い過剰に放出されると社会は強烈なマイナスバイアスに襲われる。賢者は歴史からそのことを学んできた。しかし喉元を過ぎるとまた繰り返す。そしてまた歴史が造られる。
不条理にこそ真実があるのか。

カミュは女性にもてた。

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