Phone Booth

この映画は電話ボックスの中で展開される。カーアクションもバイオレンスもセックスも何もない。それでいてサスペンスは終始スリリングに展開するのだから見事な演出である。
劣等感を疑似的に克服しようとするときに、人はその対極で身を振る舞いそして悩む。主人公は死を前にして振る舞うことを忘れ、受話器に向かって克服できない自分を赤裸々にする。自己不安の象徴であるイタリア製高級スーツが単なる布切れに見えてくるのだ。
コリン・ファレルは涙目だった。

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