Make You Feel My Love

私はこの作品を「罪人の嘘」というドラマで知ることになる。それまでアデルの存在さえ知らなかったのだ。何故それまで触れることがなかったのだろう。少し病んでいたかもしれない。
ドラマで表現される「希求する愛」はとても悲しげで、バックを流れるこの曲が最高の場面を醸し出していた。演者が創造するトラジディーに追随して楽曲がいっそうの涙を誘う。何度繰り返し観たことだろう。
イギリスアートはキャピタリズムに対する反骨性を色濃く反映している。アデルが19歳のときの歌声も、自身が大人へと成長する反骨性を内包して美しい。儚い歌詞と裏腹にファンキーなのは、彼女の生立ちもまた無償の愛を希求して止まないのだ。

「涙が乾くまで何百年も抱きしめるわ」彼女の歌声は温もりを求めて響き渡る。なんてファンキーな共鳴なんだろう。原作はボブディランだ。ああ、なるほど。歌い方は全く異なるが同じものを追い求めている。

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